風霜
ふうそう
名詞
標準
wind and frost
文例 · 用例
後生だから早く勉強して、りっぱな人物になってくださいよう」 その音柔媚なれども言々風霜を挟みて、凛たり、烈たり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
風霜に苦しみ、食に乏しく、痩せ衰うるを愍み、ある修行者短冊を書き、鳥の頸に付くるに、たちまち目開く、その歌は「には鳥のなくねを神の聞きながら心強くも日を見せぬかな」とある。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
千年の風霜を凌ぎたるべし。
— 大町桂月 『足柄の山水』 青空文庫
右の如く、羅漢寺は名刹でありましたが、多年の風霜のために、大破損を致している。
— 本所五ツ目の羅漢寺のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
常磐木の冬に立つなる寂しさを覚ゆる人と知られずもがな 風霜に会つてその操守を変へぬ常磐木の心は君子の心であり、その寂しさは君子の寂しさである。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
併し彼等は概して野生の草花の如く物優しく、其草花の根の風霜に耐へる如く根気強く己が義務に忠実であるのです。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
清渭の流れ水やせてむせぶ非情の秋の聲夜は關山の風泣いて暗に迷ふかかりがねは令風霜の威もすごく守るとりでの垣の外。
— 土井晩翠 『天地有情』 青空文庫
年久しく風霜と闘うて皮は大部分|剥げ、葉も落ちて、老骨稜々たる大蝦夷松が唯一つ峰に突立って居るのであった。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
作例 · 標準
彼は厳しい風霜に耐えて修行を重ね、ついに奥義を極めることができた。
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「この石仏は、数百年の風霜にさらされて顔が削れてしまっている」とガイドが話す。
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幾多の風霜を共にしてきた夫婦は、言葉を交わさずとも互いの気持ちがわかる。
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