地獄耳
じごくみみ
名詞表現
標準
being readily aware of rumors and gossip
文例 · 用例
法螺丸は又、そいつを地獄耳の中に細大洩らさずレコードしておいて、ほかの医学博士に応用する。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
「うっかりと口をすべらせた以上、どうであなたの地獄耳が聞き逃す筈はありません。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
いわゆる地獄耳で聞き逃がすわけには行きません」と、半七老人は云った。
— 少年少女の死 『半七捕物帳』 青空文庫
「だれにきいたんだよ」「へっへ、地獄耳」 ワラはプレイ・ボタンを押すと、鉛筆をもってテーブルのまえの折り畳みイスに腰掛けた。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
しかし、地獄耳というか、よく知ってるね」「ご注意しますが、絶対あんなものには係わらねえほうが、いい。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
わしが極秘にしている人造人間戦車の発明を、どうして、どこで知ったか」「それはもう、地獄耳でございます。
— ――金博士シリーズ・2―― 『人造人間戦車の機密』 青空文庫
悪事千里を走るとはこのことだ」「与力大寺他巳吉の地獄耳ですかね。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
「ウム、彼なれば早耳地獄耳、江戸の屋根の下の出来ごとは、一から十まで心得ているにふしぎはない。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
作例 · 標準
「え、なんで僕がこっそり転職活動してるのを知ってるの? 課長って本当に地獄耳だね」
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彼女は社内の噂話については地獄耳の持ち主で、誰が誰と密かに付き合っているか全て把握している。
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内緒話のつもりだったのに、もうあんな遠くの人まで知っている。社内には地獄耳の人が多いらしい。
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標準
ability to remember everything one hears
作例 · 標準
彼は一度聴いた複雑なジャズの即興演奏を完璧に譜面に起こせる、まさに地獄耳の天才的な才能を持っている。
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「君は本当に地獄耳だね。数年前の電話で僕が何気なく言った一言まで正確に覚えているなんて」
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一度講義を聴くだけで内容を全て一言一句暗記してしまう彼の地獄耳には、同級生全員が驚愕した。
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