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女言葉

おんなことば
名詞
1
標準
women's language
文例 · 用例
故事出典その他修辞上の装飾には随分、仏書漢籍の影響も見えるが、文脈に至っては、純然たる日本の女言葉である。
上田敏 『新訳源氏物語』初版の序 青空文庫
こんどは女言葉といこう。
豊島与志雄 小さき花にも 青空文庫
男言葉と女言葉の確然たる日本で、男女二つの呼び方が違ってくるのは当然で、アナタとよぶことが嬉しいという日本の女性心理には、日本の言語の慣例を利用して、愛情を自然に素直に表出しているにすぎないと見る方が正当ではないかと思う。
坂口安吾 敬語論 青空文庫
そして、烏等は、もう暁天になったと告げるけれども、あのように岡の森は未だ静かなのですから、も少しゆっくりしておいでなさい、という女言葉のようにも取れるし、或は男がまだ早いからも少しゆっくりしようということを女に向って云ったものとも取れるし、或は男が女の許から帰る時の客観的光景を詠んだものとも取れる。
斎藤茂吉 万葉秀歌 青空文庫
女言葉 日本語に女言葉が特別に多い。
一九四八年(昭和二十三年) 日記 青空文庫
私の生活にもどっさり女言葉がはいってしまっている。
一九四八年(昭和二十三年) 日記 青空文庫
日本の社会での女の歴史、それにつれて考えられる男の地位は、女言葉の多いだけ、差別があり、きゅうくつであり、感情表現が率直でないことを意味する。
一九四八年(昭和二十三年) 日記 青空文庫
自分が小説をかいていて外国の女のひとたちが話す言葉を日本語にしてその会話のニュアンスを出そうとする場合、どうしても女言葉になってしまうことが少くない。
一九四八年(昭和二十三年) 日記 青空文庫