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江山

こうざん
名詞
1
標準
rivers and mountains
文例 · 用例
比叡、愛宕、葛城、鈴鹿、大江山――当時はその名さえ無かったのだが、便利のため後世の名で呼んで置く――山ほどの山で翁のこどもの棲付かぬ山もなかった。
岡本かの子 富士 青空文庫
また他の方面で最も自分の周囲の人々を愉快がらせたのは、かの大江山の「酒顛童子」が「恐ろしき悪魔」と訳されたりするのであった。
寺田寅彦 比較言語学における統計的研究法の可能性について 青空文庫
また大江山の酒顛童子の話とよく似た話がシナにもあるそうであるが、またこの話はユリシースのサイクロップス退治の話とよほど似たところがある。
寺田寅彦 化け物の進化 青空文庫
小栗判官、頼光の大江山鬼退治、阿波の鳴戸、三荘太夫の鋸引き、そういったようなものの陰惨にグロテスクな映画がおびえた空想の闇に浮き上がり、しゃがれ声をふりしぼるからくり師の歌がカンテラのすすとともに乱れ合っていたころの話である。
寺田寅彦 青衣童女像 青空文庫
江山の段か何か知らず、とても町へは寄附かれたものではない。
泉鏡花 春昼後刻 青空文庫
松明を把ったる巡査と他数名の勇者は、頼光の四天王が大江山へ入ったような態度で、再び窟へ引返した。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
」 と先生にまたお酌をして、「御贔屓の民子ちゃんが、大江山に捕まえられていますから、助出しに行くんだわ。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
追て、大江山はこれでござい、入らはい/\と言ふなるべし。
泉鏡花 彌次行 青空文庫
作例 · 標準
旅人は沈む夕日に照らされた祖国の江山を眺め、涙を流した。
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画家は一生をかけて、移ろいゆく江山の美しさをキャンバスに描き続けた。
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歴史の荒波に揉まれても、この地の美しい江山は変わらぬ姿を留めている。
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