バイオリン
バイオリン異読 ヴァイオリン
名詞頻度ランク #10085 · 青空 247 例
標準
violin
文例 · 用例
尤もこの頃人の話で大凡こんなものかくらいは解ったようだが元来西洋の音楽などは遠くの昔バイオリンを聞いたばかりでピアノなんか一度も聞いた事はないからなおさら駄目だ。
— 寺田寅彦 『根岸庵を訪う記』 青空文庫
食糧を貯蔵しなかった怠け者の蟋蟀が木枯しの夜に死んで行くというのが大団円であったが、擬音の淋しい風音に交じって、かすかなバイオリンの哀音を聞かせるのが割に綺麗に聞きとれるので、これくらいならと思って安心したのであった。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
たとえばイザイの持っていたバイオリンはブリジが低くて弦が指板にすれすれになっていた、他人が少し強くひこうとすると弦が指板にぶつかって困ったが、イザイはこれでやすやすと驚くべき強大なよい音を出したそうである。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
バイオリンの音を出すのでも、弓と弦との摩擦という、言わば一つの争闘過程によって弦の振動が誘発されるとも考えられる。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
しかし、時代思想がどう変わってもバイオリンの音の出し方には変わりがないのは不思議である。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
禿頭の佛蘭西の老紳士が昔日の腕前を見せて呉れんとバイオリンを採つて彈くか彈かぬに歌の曲をハツタと忘れて、頭撫で/\罷退るなど隨分滑かれたのであらう。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
『ただのバイオリン弾き Kun en Spilmand』とか、ここに訳出した『絵のない絵本 Billedbog uden Billeder』や、『スウェーデンにて I Sverige』、『わが生涯の物語 Mit Livs Eventyr』をはじめ、彼のほとんどすべての作品はこのとき以後のものである。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
そうそう、あのころは、バイオリンのような、声をしていらっしゃったわ。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『アンネ・リスベット』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は幼い頃からバイオリンを習い、今ではオーケストラのソリストを務めている。
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彼のバイオリンの音色は、聴衆の心を深く揺さぶった。
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練習室からは、美しいバイオリンの旋律が聞こえてくる。
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