幻辞.com

庇護者

ひごしゃ
名詞
1
標準
guardian
文例 · 用例
然れども維新の戦乱は甚だ長からず、足利氏の末路に於て文学の庇護者たりし仏教は、此時に至りては既にその活力を失ひて、再び文学の庇護者たる名誉を荷ふ能はず。
北村透谷 明治文学管見 青空文庫
君が後年の恋愛観もかういふ処から来てゐるので、その女性は必ず彼自身のものでなくてはならず、如何なる環境におかれるにしても、弱い彼の庇護者としての母性であり恋人であらねばならぬのである。
徳田秋聲 亡鏡花君を語る 青空文庫
そこは彼の庇護者である、大橋乙羽氏の戸崎町の家とも、さう遠くはなかつた。
徳田秋聲 亡鏡花君を語る 青空文庫
そこは日蓮宗の古刹であり、また三〇〇年程前に朝鮮を征伐し、キリスト教を禁制とし、仏教の庇護者であった加藤清正の遺灰を安置しているのである。
A WISH FULFILLED 男子の本懐 青空文庫
さらに信仰心もある――それはとても現実的でかつとても素朴なものである――信仰心は仏と神を庇護者に持ち、日本人としての節度のあるものであればどんな願いでも憚かりなく願うのである。
一つの追憶 勇子 青空文庫
心細いこの山荘にいて源中納言だけを唯一の庇護者と信じてたよる心のある女房たちは、弁からの話を聞いて、この結婚を成立させることほどよいことはないと皆言いあわせ、どんなにしても姫君の寝室へ薫を導こうと手はずを決めていた。
総角 源氏物語 青空文庫
あんなに御心配をしていらっしゃいます中納言様がどれほど御落胆あそばすかしれません」 だれもこんなことを言って、唯一の庇護者である薫にこの望みを取り次ごうとしないのを病女王は残念に思っていた。
総角 源氏物語 青空文庫
」そう言いながら、市の恩人であり、商人社会の庇護者であるところの警察部長は、甘口のウォツカと辛口のウォツカで混合酒をこしらえて、まず前菜をつまんでから、それをぐっと一息に呑みほした。
または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 死せる魂 青空文庫
作例 · 標準
若き天才画家には、多額の資金援助を惜しまない有力な貴族の庇護者がいた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
親を亡くした幼い子供にとって、唯一の親族である叔父が頼れる庇護者となった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
強大な権力を持つ庇護者の影に隠れて、彼は反対勢力を次々と排除していった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview