悲喜こもごも
ひきこもごも
名詞名詞-の形容詞
標準
bittersweet
文例 · 用例
その度毎に明|暗、悲喜こもごも至る二人の顏附たるやお察しに任せる次第だ。
— ―將棋いろいろ― 『下手の横好き』 青空文庫
そこで轡をとって馬を停め、悲喜こもごも至るというありさまであった。
— 田中貢太郎 『嬌娜』 青空文庫
「そうです、私の母が言ってました、私が生れた時、よく自分で蓮香ということを言ったものですから、不祥だといって、犬の血を飲ましたものですから解らないようになっておりましたが、今日夢の醒めたようになりました」 そこで共に前生の話をして、悲喜こもごもいたるという有様であった。
— 田中貢太郎 『蓮香』 青空文庫
それはいいが、なかには、一晩に二、三個の窓を掛け持ちして、自転車を飛ばして走りまわっている、私立大学のPROFみたいに多忙なのもあったりして、自然この「西班牙国青春男女婚約期間」には悲喜こもごも幾多の秘話があるんだが、元来これは闘牛のはなしのはずだから、そこで、無理にも筋を牛のほうへ捻じ向けよう。
— 血と砂の接吻 『踊る地平線』 青空文庫
音楽師は金を貰ったので再び楽器を手に取ると、悲喜こもごも至るというべき音楽が始まった。
— ラザルス 『世界怪談名作集』 青空文庫
三人は相見て悲喜こもごも至るというありさまであった。
— 蒲松齢 『連城』 青空文庫
彼女は猿のような本能に駆られて、みずからなんの考えもなしに、人々の悲喜こもごもなしかめ顔を唇や鼻で真似ることさえあった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
グラドウィツは、動けなくなったのを口惜しがっていいのか、生命が助かったのを感謝していいのか、悲喜こもごもの妙な気持だった。
— INTERLOPER 『第三者』 青空文庫
作例 · 標準
卒業式は、別れの寂しさと新しい始まりへの期待が悲喜こもごもだった。
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長い旅の終わりは、達成感と同時に寂しさも感じる悲喜こもごもの心境だ。
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彼の人生は、成功と失敗、喜びと悲しみが悲喜こもごもに織り交ぜられている。
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