残品
ざんぴん
名詞
標準
remaining stock
文例 · 用例
寮に滞在中、池上はわたくしの退屈を紛らすために、本宅の倉庫から輸入品の残品のきれなど取寄せてわたくしに宛がいました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
消毒の人夫は、飼料の残品から、その他牛舎にある器物のいっさいを運び出し、三カ所に分かって火をかけた。
— 伊藤左千夫 『去年』 青空文庫
五時過ぎ、車力を返して残品を持つて戻ると、もう樹明兄がきてゐて、せつせと手伝つてゐる、何といふ深切だらう。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
あるいは仕入れのときは品物不足と思いしものも、棚卸しのときに残品を見れば、売捌きに案外の時日を費やして、その仕入れかえって多きに過ぎたるものもあり。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
その一、二を挙ぐれば、「貧は士の常、尽忠報国」などとて、みだりに百姓の米を食い潰して得意の色をなし、今日に至りて事実に困る者は、舶来の小銃あるを知らずして刀剣を仕入れ、一時の利を得て、残品に後悔するがごとし。
— 福沢諭吉 『学問のすすめ』 青空文庫
そのどさくさに、会社の残品を持ちだしてなかば公然と売りとばした一味の中に彼もまじつてゐたわけだが、別段計画的な仕事ではなく、誰しもその場に居合はせればさうせざるを得ぬ拾ひ物のやうなもので、その利得なども今から見れば問題にならぬ小額だつた。
— 坂口安吾 『母の上京』 青空文庫
食後は皿類をまとめて流しに持って行き、残品はどんどん棄てて、器物を流しに入れる。
— 中谷宇吉郎 『捨てる文化』 青空文庫
街をゆくと大売出し、タナざらい、残品サービスセール、全店半額、などという旗やビラが軒並にかかげられ、スピーカーや店員たちの客を誘惑しようとする声がかみついてくる。
— 山本周五郎 『年の瀬の音』 青空文庫
作例 · 標準
季節の変わり目なので、残品をまとめて安売りすることにした。
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倉庫を整理していたら、十年前のデッドストックの残品が出てきた。
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注文キャンセルにより発生した残品を、どう処理すべきか頭を悩ませている。
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