職業人
しょくぎょうじん
名詞
標準
professional
文例 · 用例
額に翳した右の手先と、左の腰盤に当てた左の手首の釣合いが、いつも天候を気にしている職業人のみがする男型のポーズを小初にとらせた。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
従来の日本作家には、まだまだこの意味では、封建時代の文人気質が多く残っており、どんなに勘定高い文人でも、他の職業人に比べるとまだまだ金銭に対する観念が淡白であったし、どんなに収入の多い作家でも、その所得額平均十万円の単位を突破し得る人はほとんどなかったろうと思う。
— 平林初之輔 『昭和四年の文壇の概観』 青空文庫
が、學生である彼等はやがて職業人としてそれぞれ社會へ巣立つて行く。
— 島木健作 『生活の探求』 青空文庫
――世間には他人の有だつたら、手だらうが、脚だらうが、平気で切つて捨てる医者といふ職業人がゐる。
— 大正八(一九一九)年 『茶話』 青空文庫
或る婦人があって、そのひとは医学の或る専門家で、その方面の知識は常に新しくとりいれているし、職業人として立派な技量もそなえているのだけれども、都会人らしい、いろいろの迷信めいたものも一方にそのままもっていて、それは決してやめない。
— 宮本百合子 『科学の精神を』 青空文庫
これが、政治の職業人でない国民の本心だと思う。
— 宮本百合子 『待呆け議会風景』 青空文庫
科学、人文各面における男女教育の差別は、社会人および職業人としての男女の間にはっきり実力の相違をもたらしてきた。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
「炭」という一字に対する今日の感覚の変化からみても、作家が一般国民としての生活感情のうちに自身を織りこませざるを得なくなって来ていて、従来のように知識人的、或は職業人的ポーズの枠内に止っていられなくなっている現実に偽りはないと思う。
— ――国民文学にふれて―― 『平坦ならぬ道』 青空文庫
作例 · 標準
どのような分野であれ、自分の仕事に誇りを持つ職業人でありたい。
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若い世代が社会で活躍するには、早い時期から職業人としての自覚を持つことが大切だ。
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彼はまさに本物の職業人で、その仕事ぶりは多くの後輩の目標となっている。
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