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望蜀

ぼうしょく
名詞
1
標準
insatiability
文例 · 用例
その証拠には西洋第一流の大家の最も優れた論文に対してさえも、第三流以下の学者の岡目から何かしら尤もらしい望蜀的の不満を持ち出してそれを抗議の種にすることは比較的容易なことである。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
私たちの同盟の本質は何であったか、その判定は、私の力には余ることで、いずれ思想家どもの御意見にたよるより他は無かろうが、まあ、私はいまは恩師と旧友の面影をただていねいに書きとめて置けたら満足、それ以上の望蜀の希求はあきらめて、この貧しい手記を書き続けて行くという事にしよう。
太宰治 惜別 青空文庫
こゝなめり、望蜀の古事はふりたれど、あきらめられぬことは、どこまでもあきらめられぬなど、思ひとゞまるべきことも是にいたりていよ/\思ひとゞまりがたく、山奧といふことも承知の上なり。
島崎藤村 山家ものがたり 青空文庫
望蜀生が完全なる土器の蓋を掘出して來たので、急に行きたい氣に成り、三十六|年十二|月十四|日に、幻花翁、望蜀生、玄川子との四|人連、品川から汽車で鶴見、それから一|里弱、下末吉村へと行つた。
末吉の貝塚 探檢實記 地中の秘密 青空文庫
形勢甚だ不穩なので、余は兎も角も、望蜀生を呼んで、小聲で。
末吉の貝塚 探檢實記 地中の秘密 青空文庫
後に至つて山陽の「上菅茶山先生書」に見えたやうな問題の起つたのは、福山側の望蜀の念に本づく。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
それが權現臺最初の發掘で、其頃余の宅は陣屋横町に在つて、活東望蜀の二|子が同住して居た。
權現臺の懷古 探檢實記 地中の秘密 青空文庫
今日は天氣が快いからとて、幻花子が先導で、狹衣、活東、望蜀の三|子が、鍬を擔いで權現臺に先發した。
權現臺の懷古 探檢實記 地中の秘密 青空文庫
作例 · 標準
一度成功すると、さらに大きな成功を求める「望蜀」の心境に陥ることがある。
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望蜀」という言葉は、満ち足りることを知らず、さらに求める欲深さを表す。
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彼の野心は、「望蜀」とでも言うべきか、どこまでも上を目指し続ける。
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