欧露
おうろ
名詞
標準
European Russia
文例 · 用例
凡そ日本軍勢の三倍にあたる兵力であり、加之、日本部隊に於きましては現役士官の大多数は死傷して、予備後備の士官達が出動するの状態に至りつゝあつたのに引き換へて、露軍の輸送力は大陸の無尽――欧露の線列兵を挙げて波の如く尽きざる優勢であります。
— 牧野信一 『サクラの花びら』 青空文庫
VIA・さいべりあ アフガニスタンという国――とにかく国だろうと思うんだが――の王様が、何かの用で――たぶん鬚でも剃りに――莫斯科からワルソウのほうへ出かけているために、その宮内大臣、侍従、料理部員等の一大混成旅行団の乗用として、いい車はみんな欧露方面へとられてしまった。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
土、日ごとに黒くなり、人、日ごとに白くなり、このあたりよりようやく欧露に入る。
— 踊る地平線 『踊る地平線』 青空文庫
現在の市街は哈爾賓駅を中心として、江に面した西北一帯の埠頭区が繁華な商業地域で、南北に通ずるキタイスカヤ大街を主として、井字形をした多くの街が建築と道路と並木と共に、整然たる欧露風の商舗を列ねてゐる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
内陸の奥で、零下八十四度というところまで測ったことがあったが、欧洲全土に欧露を加えたほど広いこの大陸では、一地点におけるある一日の計測などは、なんの意味もなさない。
— 久生十蘭 『南極記』 青空文庫
作例 · 標準
例句