防諜
ぼうちょう
名詞
標準
counterintelligence
文例 · 用例
防諜のこともあるので、その地下戦車第一号は、厳重なおおいをかけられ、夜行列車に積まれ、東京から程近い某県下の或る試験場へ届けられた。
— 海野十三 『未来の地下戦車長』 青空文庫
そこで、それを国内と国際の二つの面に分けて考へて見ましても、殊に国際観光といふ点から考へますと、只今は防諜関係などで非常にこの種の事業に制約が伴ひまして窮屈になつてきたことゝ思はれます。
— ――日本観光連盟第六回総会に於ける講演―― 『観光事業と文化問題』 青空文庫
これ亦、今までの国際観光事業といふ面も強調されながら、その教育的面に主力が注がれたなれば、防諜関係といふやうな制約を超えて新しい一つの国策宣伝の目的に副ふやうな仕事が出来るのではないだらうかと思ひまして、その点を期待する次第であります。
— ――日本観光連盟第六回総会に於ける講演―― 『観光事業と文化問題』 青空文庫
リバプール防諜指揮官ライト大佐” と、厳かな告示が貼りつけてあった。
— 海野十三 『英本土上陸戦の前夜』 青空文庫
だが、たとえば陸軍省の調べでは本省から憲兵隊から参謀本部監軍部はもとより、近衛、第一ないし第六師団の全部について、各連隊もしくは特科大隊にわけて士官候補生以上はすべて記されており、海軍などは軍艦別にして上等兵曹、機関士、船医師まで記されているのだから、「防諜」の恐怖耳底に存する者は顛倒するであろう。
— 服部之総 『武鑑譜』 青空文庫
いずれ言わなければならないんだから申しますが、奥さんは、防諜上の容疑で今年の五月に憲兵に持って行かれました。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
ゲー・ペー・ウー、ゲシュタポ、中国の藍衣社、CC団などの秘密警察組織を、憲兵隊に代行させようという意図なので、本来の防諜機関としての任務のほかに、国家主義でない個人の活動と思想を抑圧する。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
またスパイだ、防諜容疑だって騒ぎになるんじゃ、たまりませんから」 山内はなにもいわずに鍵を受取ると、中庭からすぐの鉄の階段を上って行った。
— 久生十蘭 『ノア』 青空文庫
作例 · 標準
国家機密を守るため、防諜機関は日々見えない脅威と戦っている。
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そのスパイ映画は、リアルな防諜活動の描写が評判となって大ヒットした。
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「社外秘情報の流出を防ぐため、社員一人ひとりに防諜の意識を持たせることが重要だ」
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ウィキペディア
防諜(ぼうちょう、英:Counterintelligence、略語CI)とは、外国政府やテロリストによる諜報活動や破壊活動を無力化し、それらから政府機関の情報プログラムを守ることを目的とする活動である。外国勢力やその組織または個人、国際テロ活動などによって代表、あるいはそれらのために実行される防諜やその他の諜報活動・妨害工作・暗殺などに対抗して収集された情報や活動を指し、人的、物的、文書あるいは通信セキュリティプログラムを含むことがある。
出典: 防諜 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0