幻辞.com

売り付け

うりつけ
名詞
1
標準
selling
文例 · 用例
同じ「感傷」を売り付けるにしても小説家や映画製作者に比べてみると実に可哀相なみじめな商売である。
寺田寅彦 雑記帳より(1) 青空文庫
その大部分は料理、裁縫、手芸なぞの切抜記事で、上流婦人や女優の消息、芝居、展覧会なぞの報道を申訳だけに掲載していたが、本来の目的は一箇月に一度位ずつ、女学校や、上流家庭の内幕を素破抜いて、その新聞の全部を高価く売り付けるのであった。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
四、五年前までは、よく恰好な出物があるといって、売り付けに来たのであるが、去年あたりからは、母が生活費のたしに、時々売り払う品物を買いに来るようになっていた。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
これを電気炊飯器と言い張るには、たらいの底に扇風機をくっつけてモーターボートと称して売り付けるくらいの心臓が必要だったろう。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
こうして電気コンロや電気鍋、電気ストーブに電気座布団と家庭に電力を売り付けるためにさまざまな製品が開発されていくことになるが、京都電灯はまず営業用に電気飯炊き器を開発し、続いて家庭用にも着手した。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
連中に物を売り付けている弱みを自覚するゆえに苛立ちはとりあえず飲み込まざるを得ず、被害者意識が胃袋のあたりでしこってタバコも酒もさっぱりうまくない。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
連中は仕方なくマイクロソフトに頼み込んで、ビル・ゲイツはよそから買ってきたCP/M紛いのOSを手直しして売り付け、MS―DOSの天下が何が何だかわからないうちにやってきた。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
河童には背景に水に対する恐怖があるが、ホームパソコンの裏にあったのはカアチャンにマシンを売り付けたいという商魂だ。
富田倫生 青空のリスタート 青空文庫
作例 · 標準
例句