律文
りつぶん
名詞
標準
legal provisions
文例 · 用例
わが鏡顔はよけれど寒げなる肩のあたりは写らずもがな 歌が散文でなく外国の詩のやうに韻は踏まないまでも定形の律文である以上必ず「調べ」が存在し、それが歌の価値を最高度に支配するものであることを私は固く信じ且つ史的にも実証してゐるから誰が何と云はうと変らない。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
唐時代の立法者は、畢竟古來傳統の禮制に則り、禮刑一致の精神を律文に發現したのである。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
されど律文がその儘に實行されたか否かは、格別の問題でない。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
かくて明時代になると、明の太祖は服中生子の禁條の、效少くして弊多きに鑑み、斷然この條項を律文から削除することにした。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
私は當初『唐律』賊盜律の脱落かと疑つたが、『通典』(卷百六十五、刑典三)や『宋刑統』(卷十七)に載せてある唐の律文にも、『唐律』と同樣に謀殺祖父母・父母の文句が見えぬ所から推すと、『唐律』の本文に、最初から親殺しの條項を缺いたものと斷定せなければならぬ。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
『唐律』の律文解釋に必要なる唐時代に於ける五服の制度は、詳に『大唐開元禮』(卷百卅二、五服制度)に載せてある。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
小中村清矩博士は嘗て、我が國の令は國風習慣を斟酌して、唐令を變改せる所多いに比すると、我が律は唐律に模倣せる所著しいのは、新に成文の律を作り難ければ、大抵は唐律の法文をその儘に採用した結果ならんと主張されたが(『日本古代法典』卷一緒言)、その實彼此の律文に可なり相違がある。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
殊に律文の方で、文学として取り上げようとして来たが、現れた所は、やはり空念仏になつた。
— 折口信夫 『手習鑑雑談』 青空文庫
作例 · 標準
この契約違反が、どの法律のどの律文に抵触するのか、弁護士に正確な見解を求めた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
裁判官は、いかなる個人的な感情にも左右されず、ただ律文にのみ基づいて判決を下さなければならない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は古代法制史の専門家で、一つの律文の解釈を巡る歴史的な変遷について詳細に研究している。
幻辭AI · gemini-2.5-pro