条令
じょうれい
名詞
標準
文例 · 用例
それのみか、某事件の摘発、攻撃の筆がたたって、新聞条令違反となり、発売禁止はもとより、百円の罰金をくらった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
タッタそれだけで一万|磅の仕事になった訳だが、何を隠そうコイツは立派な条令違反なんだ。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫
それから次に列べた最初の新聞紙条令違犯(今は新聞紙法違犯と変った)の刑期も、ほんのうろ覚えではっきりは覚えていない。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
そして当時のありがたい旧刑法のお蔭で、新聞紙条令違犯の二件を除く他の三件は併合罪として重きによって処断するということで、電車事件の二カ年もまたすでに勤めあげた屋上演説事件の一月半もすべて赤旗事件の二カ年半の中に通算されてしまった。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
と言っても実は二度で、最初の新聞紙条令違犯で食っているうちに、二度目の新聞紙条令違犯がきまって、前のが満期になるとすぐ引続いてあとのを勤めた。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
石川三四郎と山口とはすでに、やはり新聞紙条令違犯で、その一室を占領していた。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
その中に法廷に出る云々というのは、あとの新聞紙条令違犯の公判の時のことだ。
— 大杉栄 『獄中記』 青空文庫
洋服で夜会にゆく上流の令嬢は、明治二十三年の国会開会をひかえて自由民権運動が抑圧され、五七〇名が「宮城三里外」に追放され、保安条令によって集会一切が禁止されるという当時の支配階級の反動政策について、何も理解していなかった。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫