有用性
ゆうようせい
名詞
標準
usefulness
文例 · 用例
かくて今日彼の独自な有用性は可なり低下したようだ。
— 戸坂潤 『文芸評論の方法について』 青空文庫
然しながら歴史的知識をひたすら生への有用性の見地からのみ見るところの、かくの如き歴史的プラグマチズムに對しては、一般にプラグマチズムに向ひ人々の繰り返へしてゐる非難、即ち知識は生にとつて有用だから眞であるのでなく、却て眞であるから生にとつても有用なのである、といふ非難が當て嵌まるであらう。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
單に生に對する有用性といふ目的からのみ知識を求めるとき、ひとは却てかかる有用性にも到達することが出來ない。
— 三木清 『歴史哲學』 青空文庫
眞理の標準となるのは人間の實際的生活にとつての有用性(utility)である。
— 三木清 『認識論』 青空文庫
パーソナルコンピューターの利用が広範囲に及び、今ではコンピューターの知識のない人にもその有用性は理解されてきた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
そこには生活における有用性を離れて、知識のために知識を求め、真理のために真理を究める純粋な理論的態度がなければならぬ。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
思惟経済説は、有用なものが真理であり、真理の標準は有用性にあるとする実用主義(プラグマティズム)の一種である。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
けれども単に有用性の見地から考える場合、知識は相対的なものになってしまわねばならぬであろう。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫