過小評価
かしょうひょうか
名詞動詞-サ変名詞-の形容詞動詞-他動詞
標準
underestimation
文例 · 用例
今日の社会の情勢の中で、多くは個人的な事情から文学の仕事をしてゆくにあたって、これらの人々は自分の作家としての活動に、過去の癖から妙な過小評価を持って対している。
— ――文芸時評―― 『ヒューマニズムへの道』 青空文庫
健康で、自主的で社会的責任によって相互に行動する両性関係とその論理の確立を求めたのであったが、一部の人々は、両性の問題だけを切り離して当時の社会の歴史的、階級的制約の外で急進的に解決し得るものではないという事実を過小評価する結果に陥った。
— 宮本百合子 『若き世代への恋愛論』 青空文庫
あるいは、現世紀の人類的な正義であるそれらの運動の意味と実力とを過小評価することである。
— 宮本百合子 『わたしたちは平和を手離さない』 青空文庫
昔のプロレタリア文学運動にたいする政治的偏向の批判とか、文学における世界観の課題にたいする過小評価、作家論の場合は平野謙の小林多喜二にたいする批評などのようなまったく本質からはずれた形をとります。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
作家の目が、より複雑に現実を理解し洞察するためには、科学的に社会をみる世界観が必要であるという事実を過小評価して、世界観だけで文学がつくれるか、というふうな、いいがかりのように反駁を主張することは、はたして文学者らしい聰明さでしょうか。
— ――新日本文学会における一般報告―― 『一九四六年の文壇』 青空文庫
プロレタリア文学が存在しなかったというどころか、逆に何故プロレタリア文学のほかの進歩的文学が過小評価されなければならなかったかということをさぐりたかったからであった。
— 宮本百合子 『プロレタリア文学の存在』 青空文庫
組織的にいえば、組合の文化部は前年度の経験によって、だんだん文化の過小評価をなくしてきたし、サークルの指導者たちは文学その他の文化的活動がいわゆる「文化的」な勤労者らしくないさまざまの栄養をうけていることについて十分な注意をよびさまされてきています。
— ――文学における昨年と今年―― 『一九四七・八年の文壇』 青空文庫
このことが一九四六年からのち、一時プロレタリア文学に対する過小評価の論を流行させる原因の一つとなり、その文献的欠陥となっている。
— ――いかに生きるかの問題―― 『人間性・政治・文学(1)』 青空文庫
作例 · 標準
彼は対戦相手の実力を過小評価していたため、試合開始直後から苦戦を強いられた。
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このプロジェクトの複雑さを過小評価していたせいで、予算とスケジュールが大幅に超過してしまった。
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彼女の地道な努力は、これまで社内で正当に評価されず、過小評価されてきた感がある。
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新製品の潜在的な需要を過小評価したことが、初期の販売不振の大きな原因だ。
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