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秘本

ひほん
名詞
1
標準
treasured book
文例 · 用例
『医心方』は禁闕の秘本であった。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
その製法、矢張、記してある」 笑い薬、泣き薬、長命不死の薬、中には遊戯に過ぎたる薬まで、残らず記した秘本をくれた。
江見水蔭 怪異黒姫おろし 青空文庫
「幸いに、拙者を泊めてくれた居士は、まだ世間に流布されていない秘本をずいぶん持っていましたからね……『日蓮ハ日本国東夷東条安房ノ国海辺ノ旃陀羅ガ子ナリ!
他生の巻 大菩薩峠 青空文庫
が、かりにあるとしても、秘本とちがって音声を発するレコードのこと、めったなところではかけて聴かれまい。
正岡容 艶色落語講談鑑賞 青空文庫
教来石流の煙火の秘本だからの。
吉川英治 銀河まつり 青空文庫
ばかばかしい」「ほんとに、駄目でございましょうか」「そなたも本気になって、その腐い物を掘る張り番をしていましたな」「でも、父の秘本に、赤い光を出す交ぜ薬のことが書いてあって、それには、墓場にあるある物から一つの薬をとるのだといっていましたが」「そんなことは、アイヌ族か熊襲でも考えたことだろう。
吉川英治 銀河まつり 青空文庫
怪しんで、包を開いてみると、それは五郎大夫が長年のあいだ、手に入れようとしても、どうしても手に入れることが出来なかった陶製の秘本だった。
第一分冊 新書太閤記 青空文庫
ふりかへって見るとさっきの十字架はすっかり小さくなってしまひほんたうにもうそのまゝ胸にも吊されさうになり さっきの女の子や青年たちがその前の白い渚にまだひざまづいてゐるのかそれともどこか方角もわからないその天上へ行ったのかぼんやりして見分けられませんでした。
宮沢賢治 銀河鉄道の夜 青空文庫
作例 · 標準
古書店で偶然見つけた稀覯本は、彼にとってまさに秘本と呼べる一冊だった。
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その研究者は、代々受け継がれてきた秘本の中から、新事実を発見した。
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図書館の奥深くにある閲覧室には、一般には公開されない秘本が多数保管されている。
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