会計係
かいけいがかり異読 かいけいけい
名詞
標準
accountant
文例 · 用例
会計係の岩井と、社員の小山は「何だい!
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
児子兄弟合資会社の一員という肩書だったが、千恵造は結局は月給七十円の会社の一会計係というに過ぎなかった、その待遇にあきたらなかったのか、あるいは、新しい妻が気に喰わなかったのかと人々は論議した。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
あの方、今日は会計係、がちゃがちゃん、ごとンなの。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
よく見ると、それは公使館付きの騎兵で、今は会計係か何かを勤めているハドソンという男であった。
— 岡本綺堂 『穴』 青空文庫
会計へ出頭して、先月の中頃に退社したものだが、半月だけはたしかに出勤した故、もしや規程でその日割勘定でもらえることになっているのだったら、いま受け取りたいのだがと、半泣きの顔で早口に言うと、会計係は名前をきいて、「あ、君のサラリーまだだったね。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
「しかし、……」そのために「中央新聞」に書かれて、社に迷惑を掛けたのだから……と、言うと、土門は、会計係と前借のことで押問答しながら、「うちの社はそんなことで馘首にするような水くさい社とちがう。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
用心し給え」そしてまた会計係とぶつぶつ押問答をはじめた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
「シプリア人と処女の話」の次に吾等の悪魔の現れる作品は「ガンデルシヤイム寺院の会計係テオヒラスの誘惑」であらうか?
— 牧野信一 『痴酔記』 青空文庫