複座
ふくざ
名詞
標準
two-seater (e.g. aircraft)
文例 · 用例
ますます怪しいふくざつな感情と変化する、遥に颶風の空から舞ひ降りて、斬首人のしやつぽに休息するほどの、捨身な感情とまでなつてしまふ。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
だからといって文学の現実の問題は、ふくざつです。
— ――一九四八年十二月二十五日、新日本文学会主催「文芸講演会」における講演―― 『平和運動と文学者』 青空文庫
「この世の中には、匂ひがあり、音樂があり、色彩があり、美醜いづれも愉しい世界がふくざつに擴がつてゐるのですよ、人間の心次第でどのやうな欲求も持てるのです。
— 林芙美子 『風媒』 青空文庫
切子の壺のような女性だ、いろんな面を見せてふくざつにキラキラしている。
— 長谷川時雨 『江木欣々女史』 青空文庫
俳句の世界にも、手古奈をよんだ句は二三あるが、かゝるふくざつな戯曲的かつとうを、誰か優れた連作の形式でどしどし試みたら、ずゐぶん面白いものが出来はしないかと思ふ。
— 杉田久女 『万葉の手古奈とうなひ処女』 青空文庫
ここから、劇という仕事のはじめから終りまでを、仲間同志が仲間どうしらしく責任をもち、同じ目的にむかって協力する精神と、ふくざつな仕事をもっとも順序よく、むだを少なく、完全に仕上げる技術とをやしなう機会が得られるのである。
— 岸田國士 『劇の好きな子供たちへ』 青空文庫
ふくざつないろいろな器械にとりまかれた司令室で汗まみれになって、次々に号令を下していた艇長辻中佐は、三郎の持って来た思いがけない好物の飲物をうけとって、たいへんよろこんだ。
— 海野十三 『大宇宙遠征隊』 青空文庫
この暦によると世界は無限にふくざつな色に包まれてゐる。
— 片山廣子 『或る国のこよみ』 青空文庫
作例 · 標準
操縦訓練用の小型機は、教官と生徒が乗れる複座(ふくざ)であることが多いです。
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「見て!あのオープンカー、二人乗りだから複座なんだ。かっこいいね!」
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
週末に友人とタンデム自転車に乗ったが、あれも一種の複座乗り物と言えるだろう。
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