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交錯

こうさく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #16598 · 青空 617
1
標準
mixture
文例 · 用例
多分作者は、こうした動物の印象からして、その昔死別れた彼の幼ない可憐な妹(蕪村にそうした妹があったかどうか、実の伝記としては不明であるが)もしくは昔の小さな恋人を追懐して、思慕と恋愛との交錯した情緒を感じ、悲痛な咏嘆をしたのであろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
毛氈の赤が、少し黒ずんでゐて、それに白つぽい青が交錯されて在るのです。
太宰治 國技館 青空文庫
けれども、恩讐記と題して、讀者の下等な好奇心を滿足させる爲に、多少ゴシツプめいた材料などを交錯させて神妙に五、六枚にまとめ上げるのが、作家の義務であるのなら、作家は衰弱するばかりである。
太宰治 大恩は語らず 青空文庫
黒と茶色の服の色の交錯は女体と男体を、突差にはっきり区別させない。
岡本かの子 伯林の落葉 青空文庫
しかし、この機構の背後には色々の人間がさまざまの用談をし取引を進行させており、あらゆる思惟と感情の流れが電流の複雑な交錯となってこの交換台に集散しているのである。
寺田寅彦 雑記帳より(2) 青空文庫
大都市の冬に特有な薄い夜霧のどん底に溢れ漲る五彩の照明の交錯の中をただ夢のような心持で走っていると、これが自分の現在住んでいる東京の中とは思えなくなって、どこかまるで知らぬ異郷の夜の街をただ一人こうして行方も知らず走っているような気がして来た。
寺田寅彦 初冬の日記から 青空文庫
最後に私の頭に残った日本画部全体の印象は、干からびた灰色の、無秩序な些細な抑揚の交錯であある。
寺田寅彦 帝展を見ざるの記 青空文庫
要するに、田中恭吉氏の芸術は「異常な性慾のなやみ」と「死に面接する恐怖」との感傷的交錯である。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
作例 · 標準
期待と不安が交錯する中で、ついに新型ロケットの打ち上げが始まった。
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都会の喧騒の中、さまざまな言語と文化が交錯するスクランブル交差点を渡る。
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犯行現場には複数の人物の足跡が交錯しており、捜査は難航を極めた。
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