夷人
いじん
名詞
標準
barbarian
文例 · 用例
往古は屋玖の島は屋玖国とて異国のやうに聞え、奥州も半ば蝦夷人の領地なりしにや、猶近き頃まで夷人の住所なりしと見えて南部、津軽辺の地名には変名多し。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
当時の将軍藤原保則、乱を平げて津軽より渡島に至り、雑種の夷人前代未だ嘗て帰附せざるもの、悉く内属すとあり。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
烏頭は花ある時は、其の毒が根には乏しい位で、蝦夷人は花無く葉枯れた後に至つて、其の毒の根に歸するを待つて利用する。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
烏頭は花ある時はその毒が根には乏しいくらいで、蝦夷人は花無く葉枯れた後になってその毒が根に帰するのを待って利用する。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
貴州の紅崖山の深洞中より時に銅鼓の声聞ゆ、諸葛亮ここに兵を駐めたといい、夷人祭祀ごとに烏牛、白馬を用うれば歳稔る(『大清一統志』三三一)てふ支那説に近い。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
夷人の利器によって夷人を追い払うのだ」 寅二郎は、熱海の湯の宿で作ってくれた大きい握り飯をほおばりながら叫んだ。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
二十四日の朝、二人は下田の郊外を歩いている夷人を追いかけて、予て認めていた投夷書を渡した。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
見上ぐると、船上から数人の夷人が、見下ろしている。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
作例 · 標準
辺境の安寧を脅かす夷人を退けるべく、朝廷は大規模な追討軍を編成した。
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「夷人と蔑むばかりでは、真の利を得ることは叶いませぬ」
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文献には、北方より来襲する夷人との熾烈な境界争いの記録が克明に残されている。
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異郷の地で暮らす夷人たちは、我々の預かり知らぬ独自の神を崇めていた。
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標準
foreigner
作例 · 標準
幕末の志士たちは、攘夷の旗印の下に夷人を排斥しようと気勢を上げた。
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古代の記録によれば、東国の夷人が貢ぎ物を携えて入朝したという。
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「夷人といえども、礼節を知る者であれば無下にはできまい」
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交易船から降り立った夷人たちは、見たこともない異様な風体で村人を驚かせた。
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