郡境
ぐんきょう
名詞
標準
county boundary
文例 · 用例
その郡境を熊野川は、西方の深い山々の間から東に向かって流れ、太平洋に注いでいる。
— 佐藤垢石 『瀞』 青空文庫
村は加波山事件の加波山の東麓にあたり、親鸞聖人の旧蹟として名高い板敷山のいただきは北方の村境であり、郡境ともなっている。
— 服部之総 『加波山』 青空文庫
此の夢のような夫とも分らない薄い藍色の山は、恐らく秩父|入間の郡境に亘る飯盛峠の附近であろうと思う。
— 木暮理太郎 『奥秩父の山旅日記』 青空文庫
為替が届くと、母は腹巻を作ってくれて、その中に金を入れて腹に巻くようになどと、くどくどと注意を与えて家を出すのだが、北条と辻川の間、郡境の所に大きな池が三つほどあり、淋しい、追剥ぎの出そうな所であった。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
というのも、あの地方の郡境はいずれも原野で、水さえあれば水田も出来たであろうが、今日のように水利が便利にならなかった当時は、たまに草を刈りにゆくだけの荒蕪地であった。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
すなわち郡境の山によって得た地名である。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
下野那須郡境村大字下境字|御七五三尽同 芳賀郡市羽村大字|多田羅字|注連図久シ同 同 大内村大字京泉字|御神明標 これらのシメツクシはたといそこに樹がなくとも、明らかにその地点が上総のいわゆるヒョウすなわち地境なることを語るのである。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
古云、去樂浪郡境及帶方郡並一萬二千里、在會稽之東、與彌、遣使詣闕。
— 魏徴 『隋書倭國傳』 青空文庫
作例 · 標準
郡境を越えると風景が一変し、広大な田園地帯が目の前に現れた。
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古い石碑が立っている場所が、江戸時代から続く正確な郡境らしい。
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二つの郡境にまたがるこの山は、どちらの自治体が管理するかで揉めている。
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