花入れ
はないれ
名詞
標準
vase
文例 · 用例
箱入り一閑張りの、細長い柱かけの、瓢箪の花入れのお土産を取出して見せながら、母は言い憎そうにいうのだった。
— 長谷川時雨 『柳原※子(白蓮)』 青空文庫
素人の作った茶杓、茶碗、竹花入れの類もおよそ今日に遺って珍重されているのは、いずれも美術価値を持ち、芸術価値を備えて茶道の魅力となっている。
— 北大路魯山人 『茶美生活』 青空文庫
いまさら職業茶人なる方々のいずれにも、うまい茶杓を削れの、竹花入れを切ってみよとまではあえて迫ろうとしないが幅物書く力はなくも、古幅の真偽もだいたいわかり道具にも一通りは眼利きである。
— 北大路魯山人 『茶美生活』 青空文庫
この竹花入れは遠州が自分で切ったものです。
— 北大路魯山人 『書道と茶道』 青空文庫
切るまでには、随分捜したでしょうが、無論自分が花入れに作って、銘を自分で書いた、朝霜という字がありますが、まだ肉筆を見るごとく明瞭に見えております。
— 北大路魯山人 『書道と茶道』 青空文庫
また、お茶の世界になじんでいる人々は、ここに掲げたような墨蹟や、あるいは遠州作の茶杓花入れを思い浮べる人も多かろう。
— 北大路魯山人 『遠州の墨蹟』 青空文庫
相当有名で伝わるお茶人の書というものその手紙に見るも、器物の箱書に見るも、竹花入れ茶杓に書かれた字に見るも、俗書の多いのには驚くばかりである。
— 北大路魯山人 『現代茶人批判』 青空文庫
どこにでも、庭内に、あるいは小さな水槽の中に、植木鉢やぶら下る花入れや立っている花入れがあり、そして外国人は、日本人が花を生ける方法の簡潔さと美しさとが、いたる所に顕れていることに気がつき出す。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、道端で摘んだ野花を小さな花入れに飾った。
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和室の床の間には、季節の花を挿した渋い花入れが似合う。
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おばあちゃんが使っていたガラスの花入れは、今も大切にしまってある。
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