刈り根
かりね
名詞
標準
stubble
文例 · 用例
汗衣かわかしたゝむ君しあればかりねの宿とわがおもはなくに廿三日小山の停車塲にて長塚と袂を分つ。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
」「じゃ……私を、」 と擦寄って、「不埒と言わないばッかりね。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
ところが、ヨハンネスは、コップに二はいのむと、もうすっかりねむくなって、目をあけていることができなくなり、そのままぐっすり寝込んでしまいました。
— REJSEKAMMERATEN 『旅なかま』 青空文庫
でもこの小さなもみの木は、ただもう大きくなりたいと、そればっかりねがっていました。
— GRANTRAEET 『もみの木』 青空文庫
うつかりねぼけてしまつてね、今、はゞかりに降りて来たところが、――どうも、弱つて了つて……」私は何気なさを装ふて笑ひながらも何か口のうちで辻褄の合はぬ弁解を呟きながら、ヒヨロ/\と階段を上つてゐた。
— 牧野信一 『痴想』 青空文庫
よりによってお蘭しごきばかりねらいとるたアただ者じゃあるめえ。
— お蘭しごきの秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
川西万兵衛どんのお口上だと、痴情なし、色恋なし、恨みなし、憎みなし、音蔵とお駒はあかの他人だ、他人と他人に刃傷沙汰はねえと見てきたようなことをご披露したが、お駒音蔵、音蔵お駒と一本道にふたりのつながりばかりねらうから、じつあ裏手にこういう抜け道のあったことがわからねえんだ。
— やまがら美人影絵 『右門捕物帖』 青空文庫
十二橋ほんに潮来へおいでなら佐原|来栖にお茶屋がござらう姉さめしませうのう姉さ花のかむろが後朝の雨は涙で降るぞへのう一夜かりねの手枕に旅の妻と唄はれて明日は恥し のう姉さ皐月照れ照れ菖蒲も植ゑよお女郎見ましよか十六島は雨の降るのに花が咲く。
— 野口雨情 『別後』 青空文庫
作例 · 標準
収穫が終わったばかりの田んぼには、鋭い刈り根が整然と並んでいる。
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冬の冷たい風が、乾燥した稲の刈り根をカサカサと鳴らして吹き抜けていく。
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「うわっ、刈り根が足に刺さって痛い!裸足で入るんじゃなかったよ。」
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雪が積もる前の田園地帯では、茶色くなった刈り根が夕日に照らされていた。
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