仮寝
かりね
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
nap
文例 · 用例
森は、忍の森、仮寝の森、立聞の森。
— 太宰治 『古典竜頭蛇尾』 青空文庫
宿屋の硯を仮寝の床に、路の記の端に書き入れて、一寸御見に入れたりしを、正綴にした今度の新版、さあさあかわりました双六と、だませば小児衆も合点せず。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
昼の疲もあり、蒸々する晩でもあり、不寝番の控室てはとろとろと仮寝の鼾も出ようと云ふ真夜中に、けたゝましいもの音、やにはに飛出した囚人。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
この空小屋のうちに仮寝せし渠の懐には、欣弥が半年の学資を蔵めたるなり。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
せっぱつまり、旅の仮寝の枕元の一輪を、日本浪曼派と名づけてみた。
— ――当りまえのことを当りまえに語る。 『もの思う葦』 青空文庫
手に取って見れども信ぜずば、見ざるもひとしき仮寝の夢。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
所詮、私は、東京のあばらやで仮寝して、生家のなつかしい夢を見て慕ひ、あちこちうろつき、さうして死ぬのかも知れない。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
夜更け、燈火の灯影に鈴懸炬燵にあたって、仮寝している。
— 岡本かの子 『狐』 青空文庫
作例 · 標準
電車の中でつい仮寝をしてしまった。
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彼は昼休みにデスクで仮寝をしている。
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疲れたので、少しの間仮寝しよう。
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仮寝のつもりが、つい熟睡してしまった。
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標準
stopping at an inn
作例 · 標準
旅の途中で偶然見つけた古びた宿で、一夜の仮寝を結ぶことにした。
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「ああ、少し疲れたな。この木陰でひととき仮寝をむさぼるとしよう。」
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戦場へ向かう武士たちは、束の間の仮寝の最中も刀を決して手放さなかった。
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祭りの喧騒を離れ、神社の境内で静かに仮寝をとる老人の姿があった。
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