闇値
やみね
名詞
標準
black-market price
文例 · 用例
しかもこの料理は、五百パーセントの闇値段で集められた豪華な料理であって、これ全て、遠来の金博士――いや、イギリス政府及び軍部が今は命の綱と頼む新兵器発明王の金博士に対する最高の饗応であったのである。
— ――金博士シリーズ・3―― 『独本土上陸作戦』 青空文庫
◯闇値 本は五倍乃至十倍 米一俵千五百円 砂糖一貫目七百円乃至千円 下駄三十六円 煙草「光」十本十五円 軽井沢の生活費一人三千円乃至一万円 八月九日(その二)◯「今九日午前零時より北満及朝鮮国境をソ連軍が越境し侵入し来り、その飛行機は満州及朝鮮に入り分散銃撃を加えた。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
闇値の釣り上るほど、彼の持つて来る毛糸の値段はさがりました。
— 岸田國士 『誰でもない……自分でもない』 青空文庫
この頃のように闇値横行のとき、一升三百円の酒を買えば、一万二千円所持していたところで、四斗樽一本でおしまいだ。
— 佐藤垢石 『烏惠壽毛』 青空文庫
食鹽一升の闇値は白米二升引替なりと云。
— 永井荷風 『荷風戰後日歴 第一』 青空文庫
「都会の奴らが来たら、裸にして追い返してやる」と威張っている百姓たちからは、東京の闇値くらいは充分しぼられる。
— 中谷宇吉郎 『琵琶湖の水』 青空文庫
限界価格をきめて闇値の半分ほどにすると予定されている。
— 宮本百合子 『モラトリアム質疑』 青空文庫
その岩塊の頭を包むヴェールのように灰砂の斜面がなめらかにすそを引いてその上に細かく刺繍をおいたように、オンタデや虎杖やみね柳やいろいろの矮草が散点している。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
作例 · 標準
入手困難なゲームソフトが、闇値で取引されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この骨董品には、正規の価格とは異なる闇値がついている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は闇値で転売することで、大きな利益を得ていた。
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