長雨
ながあめ異読 ながめ
名詞頻度ランク #39550 · 青空 126 例
標準
long spell of rain
文例 · 用例
笠島はいづこ五月の泥濘道 芭蕉の行く旅の空には、いつも長雨が降りつづき、道は泥濘にぬかっていた。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
長雨のふらくやまねば二荒の瀧見の旅を行きがてにすも根岸庵よりされ歌来る。
— 伊藤左千夫 『滝見の旅』 青空文庫
ト長雨のあとで、水勢どう/\として、渦を巻て流れ、蛇籠も動く、とある。
— 泉鏡太郎 『怪力』 青空文庫
けれども、ともすると卯の花くだしと称うる長雨の降る頃を、分けて其年は陽気が不順で、毎日じめ/\と雨が続いた。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
そよ吹く風に霧雨舞い込みてわが面を払えば何となく秋の心地せらる、ただ萌え出ずる青葉のみは季節を欺き得ず、げに夏の初め、この年の春はこの長雨にて永久に逝きたり。
— 国木田独歩 『おとずれ』 青空文庫
それは北海道にも珍らしく五月雨じみた長雨がじと/\と薄ら寒く降り続いた六月半ばの事だつた。
— 有島武郎 『お末の死』 青空文庫
季節、天気というものは、そんなに模様の変らないものと見えて、いつの年も秋の長雨、しけつづき、また大あらしのあった翌朝、からりと、嘘のように青空になると、待ってたように、しずめたり浮いたり、風に、すらすらすらすらと、薄い紅い霧をほぐして通る。
— 泉鏡花 『縷紅新草』 青空文庫
――ここ肥前長崎港のただなかは長雨ぞらの幽闇に海づら鈍み、悶々と檣けぶるたたずまひ、鎖のむせび、帆のうなり、伝馬のさけび、あるはまた阿蘭船なる黒奴が気も狂ほしき諸ごゑに、硝子切る音、うち湿り――嗚呼午後七時――ひとしきり、落居ぬ騒擾。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
作例 · 標準
今年の夏は長雨が続き、農作物への影響が心配されている。
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長雨のせいで外出もままならず、家の中で過ごす時間が増えた。
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ようやく長雨が上がり、久しぶりに青空を見ることができた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
長雨(ながあめ)とは、数日以上降り続くようなまとまった雨のこと。類語に霖雨、淫雨などがある。音変化で「ながめ」とも読み、その場合、和歌で多く「眺め」と掛けて用いられる。 長雨-ながあめ- - 1977年の来生たかおのシングル曲。 郷ひろみや倉橋ルイ子によるカバーではタイトルに“-ながあめ-”が付かない。 長雨 - 國府田マリ子の楽曲。1995年のアルバム『Vivid』に収録。
出典: 長雨 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0