睦み合う
むつみあう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to get along well together
文例 · 用例
磨きぬかれた舞踊の技術と情緒の含蓄と、しかもその情緒を貫く愛の思いがいかにも睦み合う夫と妻との諧調を表現していて、全く感動的であったと思う。
— 宮本百合子 『表現』 青空文庫
また松の枝が幹に輪生している有様は車座に坐りて睦み合う一家|団欒の相とも観るべく、また雄松は幹の膚黒みて強健なれば男の勇敢豪壮を表わし、また葉も剛ければ不撓不屈の精神を表わしており、また雌松はその幹の色赤ければ女の赤心貞淑を表わし、かつ葉は柔らかなれば温順な心情を表わしているともいえる。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
諸国の有様を眺めるに、人と人、国と国、互いに睦み合うは愚かの事、かえって交互に傷つけ合い、甲斐の武田は越後の上杉、尾張の織田、駿河の今川、そうして我らが主君たる葡萄大谷の脇屋殿は市之丞殿のお父上の船津の神保帯刀殿と互いに隙を窺い合い国争いに余念ござらぬ。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
夕立であっても秋雨であってもこの煙と雨とがたがいに生あるもののように睦み合う心持はありません。
— 高浜虚子 『俳句とはどんなものか』 青空文庫
「どうだな、何か近頃、おもしろい話は聞かぬか」 忠利がこういい出す時は特にあらためて、無礼講とゆるされなくても、家臣たちは、「されば、こういう事がございますが……」 と、いろいろな話題を持ち出すのをきっかけに、――礼儀こそ紊さないが――家長を囲む一家族のように、睦み合うのが例であった。
— 二天の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
生味噌と梅干と玄米の飯という簡単なものであったが、夜来の空腹は、これに舌鼓を打って睦み合うに充分なほど、人々の慾を謙虚にしていた。
— 第七分冊 『新書太閤記』 青空文庫
魏の百姓はみな家に帰り、蜀兵と睦み合うて、共に田を作っております。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
あのしずかな草山につつまれた入江に海のはてからわたってきておのずからなる舟の形にむつみあう浮寝の鴛鴦よ、古の猶太の神は万物創造の終りにあたってすべての色よい鳥の羽の残りをつづって羽衣とし、蜜のような愛のいぶきにその胸をふくらませて汝らめおとづれの游牧者をこしらえたのであろう。
— 中勘助 『島守』 青空文庫
作例 · 標準
新婚夫婦は、睦み合うようにして新しい生活を始めた。
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おじいさんとおばあさんは、いつまでも睦み合って仲良く暮らしている。
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チームメンバーは、目標に向かって睦み合いながら努力した。
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