嫉み
そねみ
名詞頻度ランク #28675 · 青空 133 例
標準
jealousy
文例 · 用例
「お伯母さまが、なにもかにも眷属中の女の良いところのものは一人で持ってらしってしまったのだわ」 うらやましさが嵩じて嫉みともなった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
眷属中の良いところのものを一人で」と託ったが、男のこころまでかくも牽くということを聴くと、うらやましさが嵩じてなった嫉みは、更に毒を加えて燃えさせられ、激しい怒りとなった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
あたしはもう伯母さんに嫉みも恨みもなくなった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
死人なら誰も嫉みは致しますまい。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
それと一つは嫉みもあって、同業の激しい排斥が起った。
— 岡本かの子 『呼ばれし乙女』 青空文庫
他人の功績を嫉み、自分がそれに及ばぬのを口惜しがり、人々に愛されぬのを不満に思い、常に自分が悪評され、世間から除外されるのを気づかい、一日一刻たりとも気を落ち付けて過すことが出来なくなります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
」 俯向いて半ば泣き、「嫉み猜みは、まだこうまで惚れない内だと考えるで。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
貴方が余り目覚しい人気ゆえに、恥入るか、もの嫉みをして、前芸をちょっと遣った。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫