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文机

ふづくえ異読 ふみづくえ・ふんづくえ
名詞
1
標準
Japanese-style writing desk
文例 · 用例
銀台に輝かしく輝いているおろうそくが、そのまに文机の左右に並べられた。
佐々木味津三 老中の眼鏡 青空文庫
それは二つの引き出しのついた文机でした。
小酒井不木 自殺か他殺か 青空文庫
「私の最後の望も絶えた、私の死ぬ時が来た、もう彼の人を再び見る時はないだろう」 主のない文机にぬけがらの様になった体をよせると目の前には白いかみに美くしく手習がされてわきには歌も沢山綴じられて居る、それをじーと見て居た光君の目からは今更の様に涙が止度もなく流れ出した。
宮本百合子 錦木 青空文庫
「私はもう二度とこの部屋に来ることはないだろう」「オオなつかしいこの文机、なつかしいこの衣こう、左様なら、若しお前に心があるならそう云って御呉れ、『私は彼の人のうつり香のする部屋で死にたいけれ共それはどうせゆるして下さるまい。
宮本百合子 錦木 青空文庫
文机は楢の分厚な一枚板の無装飾、まるで爼のような感じで、その上には、頑丈な紫檀の硯箱と精巧な玻璃細工のインクスタンドが並んでいる。
――「小悪魔の記録」―― 坂田の場合 青空文庫
文机、円テーブル、長椅子など、ことごとく上等なものであり、それに倚って男女の人々が、麻雀だのポーカだのをやっていました。
国枝史郎 さまよう町のさまよう家のさまよう人々 青空文庫
」 文机から躰を前へのり出し、眼の前に紀州公がいるかのように、罵るように兵庫は云った。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
お師匠様が小松谷の禅室にお暇乞いにいらした時法然様は文机の前にすわって念仏していられました。
倉田百三 出家とその弟子 青空文庫
作例 · 標準
祖母の部屋には、使い込まれて艶の出た古い文机が置かれている。
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旅館の和室の片隅に小さな文机があり、そこで旅の記録を日記に書き留めた。
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和室に合うように、無垢材で作られたシンプルな文机を新調した。
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