コンツェルン
コンツェルン
名詞
標準
group of companies
文例 · 用例
今日日本の芸術の特徴とされている「さび」は常人の日暮しの中からは夙に蒸発してしまっていて、僅にその蒸溜のような性質のものが、茶会も或る意味でのコンツェルンであるブルジョアの間に、骨董屋を挾んで残存している。
— 宮本百合子 『文学上の復古的提唱に対して』 青空文庫
ヴィタミンABCでなじみぶかい理研のコンツェルンは、工学博士、子爵大河内正敏氏その他を主として、長野や群馬、新潟などの寒村に、「共同作業場ともいえないくらいの小さな作業場」をつくり都会の大工場で同じ機械を使って造り出す能率の二倍以上の成績を、農村の子女によってあげている。
— ――明日の婦人へ―― 『新しい婦人の職場と任務』 青空文庫
だが、より窮屈に暮さなければならないのは一般の人民で、巨大なコンツェルンの利潤は一九五〇年六月以後の三ヵ月だけで、前年の第三、四半期に比べて五四%増加したそうである。
— 宮本百合子 『「人間関係方面の成果」』 青空文庫
このベンデルが、永年の夢として抱いているリオ・デジャネイロ市へ永住するための資金を稼ごうとして、数年来あらゆる悪辣な秘密手段をつかってこっそり金をためている「ヘリクレス」コンツェルンの会計係コレイコから、その金を捲き上げようとする。
— 宮本百合子 『音楽の民族性と諷刺』 青空文庫
フランス大使さえも知らんのだからねえ」「では誰が皇帝を認めたのですか」「安南でボーキサイトの鉱山をやっている林コンツェルンの林謹直が、偶然ホテルのロビイで宗皇帝に逢って、驚いて局長に知らせてよこしたのだ。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
これなる人物は新興コンツェルンの花形として近代日本の産業界に隠然たる大勢力をなす林興業の親玉、林謹直。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
日本における新興コンツェルンの双璧。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
北満の事業王とまでいわれる小口|翼の日興コンツェルン。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
作例 · 標準
かつての日本における財閥は、巨大な資本力を持ったコンツェルンの一形態であった。
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その企業は複数の事業会社を傘下に収め、巨大な多角的コンツェルンを形成している。
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独占禁止法によって、戦後の巨大コンツェルンの多くは解体されることとなった。
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ウィキペディア
コンツェルン とは、独占価格を形成するために生産から販売までを統制するグループである。カルテルを基礎にしている(重畳的関係)。交通経済上における自由活動性を制限するトラストほど、結束が強くないこともある。統一機関を設けた例には、IGファルベンのように参加企業が持株会社を所有したもの、シーメンスのように参加企業の財務担当が寄り合って管理会社を運営したもの、合同製鋼 のように参加企業が全営業を首脳会社に譲り渡して株式の交付を受けたものがある。統一機関を設けないときは、参加企業の一つを選んで代わりをさせた。スチンネス のような同族経営の場合は役員結合だけでコンツェルンの実体を維持した。
出典: コンツェルン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0