送り状
おくりじょう
名詞
標準
invoice
文例 · 用例
陳は、独逸から送った武器の送り状とか、それを荷役している現場の写真、弾薬を受取った受取り、など、そんな重要な証拠物件を、どこからか手に入れていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
あの旧士族上りで、小父さんの同郷で、年若な下女なぞに色目をくれるようなことは機敏でも商法一つしたことの無い須永さんは、東京の問屋から着く荷物と送り状との引合せにすら面喰ってしまい、その度に訳もなく小僧等を叱り付けたり、尊大に構えたりして、禿げた額と眼鏡との間から熱い汗を流していることを知って来た。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
松魚の荷に作ってあるかも知れませんが、あの乾物屋さんに宛てた送り状なら税関でも大ビラでしょう。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
廻送されなかった送り状とか、二日前に打たれてた筈の電報がまだアルミニュームの籠の底にへばりついていたり、いろんな事務の渋滞がある。
— 宮本百合子 『ズラかった信吉』 青空文庫
荷物送り状の書き替え、駄賃の上刎ね――駅路時代の問屋の弊害はそんなところに潜んでいた。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
一、これまで駄賃の儀、すべて送り状は包み隠し、控えの付にて駄賃等書き込みにして、別に送り状を認め荷主方へ付送りのこと多く、右にては一同|掛念やみ申さず。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
今後は有体に、実意になし、送り状も御見せ下さるほど万事親切に御取り計らい下さらば、一同安心|致すべきこと。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
一新講の宿屋に泊ると、初旅の人には街道筋の講中の宿屋の名を載せた、三五版十枚許りを横綴にして、表紙には赤丸の中に開の字を白く抜き、其下に一新講社と書いた帳面に、泊った宿屋では其名の下に判を捺し、次に泊る可き駅の旅籠屋へ宛てた案内状(私はそれを送り状と呼んでいました)を添えて渡します。
— 木暮理太郎 『登山談義』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
consignment note
作例 · 標準
例句