舞曲
ぶきょく
名詞頻度ランク #37960 · 青空 71 例
標準
musical dance
文例 · 用例
明るき四月の外光の中嬉嬉たる群集の中に混りてふたり模擬飛行機の座席に乘れど君の圓舞曲は遠くして側へに思惟するものは寂しきなり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
エマニュエル・ド・ファッリャをしてシャコンヌ舞曲を作らしめよ!
— 梶井基次郎 『温泉』 青空文庫
更にその中で、毅然として勝敗の外に立ちつつ、全局を支配して行く名将の心境(というものがあるとすれば)、それこそ正に舞曲を以て天命の所作と心得ている能楽師(そんな人がいるとすれば)の心境と一致するものではあるまいか。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
もちろんその当初には、まだ能楽なるものが発生していなかったのだから、いずれ田楽、もしくは里神楽類似の神事舞曲の司となっていたもので、後に能楽が流行して来るにつれて、自から転向して家業とし、祭事能を司って来たものであろうと考えられる。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
すなわち観客に余計な頭を使わせないで、ただ仮面と、キモノと、舞台との非現実的に美しい調和の裡に、その主演者の表現能力のみを味わせた方が、はるかに舞曲らしいであろう。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
このシカケ、開きという舞の手は、舞曲中の到る処に、繰り返して出て来る定型であるが、この定型があらわす意味は不可思議なほど沢山にある(厳密な言葉で云うと無限にあり得るので、他の定型も同様と考えられる)。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
舞曲の勉強をするのが仕事のようになっていたころであったから、どこの家でも楽器の音をさせているのである。
— 末摘花 『源氏物語』 青空文庫
舞い人は、「高巾子」という脱俗的な曲を演じたり、自由な寿詞に滑稽味を取り混ぜたりもして、音楽、舞曲としてはたいして価値のないことで役を済ませて、慣例の纏頭である綿を一袋ずつ頭にいただいて帰った。
— 初音 『源氏物語』 青空文庫
作例 · 標準
オーケストラが軽快なリズムでハンガリー舞曲を演奏し始めると、会場の空気が一気に華やいだ。
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バレエの第二幕では、情熱的なスペイン舞曲に乗せてダンサーたちが躍動した。
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ピアノの発表会で、娘はショパンの華麗な舞曲を緊張しながらも最後まで弾き切った。
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