綿布
めんぷ
名詞
標準
cotton cloth
文例 · 用例
突然、電鈴が私の耳に亀甲町にある、綿花綿布倉庫会社の事業停止による賃金不払のため、従業員のストライキを報らせた。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
菜食が発達したとほぼ同様な理由から植物性の麻布綿布が主要な資料になり、毛皮や毛織りが輸入品になった。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
綿布麻布が日本の気候に適していることもやはり事実であろうと思われる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
あの場合になぜ金属棒は松やにを着けた皮でしごき、ガラス棒だとアルコールを着けた綿布でこするか、この幼稚な疑問に対してふに落ちる説明をしてくれる教師はまれであろう。
— 寺田寅彦 『日常身辺の物理的諸問題』 青空文庫
肌着 最も膚に親しき衣なり、数百金の盛装をなす者も多くは肌着に綿布を用ふ、別に袖もなし、裏はもとよりなり、要するにこれ一片の汗取に過ぎず。
— 泉鏡花 『当世女装一斑』 青空文庫
只今は聞かぬが吾輩幼時迄、サントメといふ綿布が有た。
— 並にサンヤレの事 『女順禮』 青空文庫
扨元祿初年又其前に、專らサンヤレ織の綿布を衣た賣女をサンヤレと名づけ、此稱呼が熊野の勝浦港邊に近日迄殘り有るのだらう。
— 並にサンヤレの事 『女順禮』 青空文庫
これも或る時、ドウいう咄の連続であったか忘れたが、例の通り清貧咄をして「黒くとも米の飯を食し、綿布でも綿の入った着物を着ていれば僕はそれで満足している」と得々としていった。
— 内田魯庵 『三十年前の島田沼南』 青空文庫
作例 · 標準
手作りのエコバッグは、丈夫な綿布で作られている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
昔ながらの暖簾は、素朴な綿布でできていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この絵は、細かい織り目の綿布に描かれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash