謡曲
ようきょく
名詞
標準
noh song
文例 · 用例
たしか謡曲や仕舞も上手であったかと思う。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
しかし、そんな能好きの人々に何故そんなに「能」が有難いのか、「謡曲」が愉快なのかと訊いてみても、満足な返事の出来る人はあまりないようである。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
謡曲を宝生新氏に教わっていた。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
酒も煙草も甘いものもいっさいの官能的享楽を顧みなかった先生は、謡曲でも西洋音楽でも決してそれがただの享楽のためではなくて、やることが善いことだからやるのだというように見えた。
— 寺田寅彦 『田丸先生の追憶』 青空文庫
さむらいは扇をかざして月に向って、「それ一芸あるものはすがたみにくし」と何だか謡曲のような変なものを低くうなりながら向うへ歩いて行きました。
— 宮沢賢治 『とっこべとら子』 青空文庫
あの鼓の初めの持ち主の名が綾姫といったもんですから謡曲の『綾の鼓』だの能仮面の『あやかしの面』などと一緒にして捏ち上げた碌でもない伝説なんです。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
恨ということも」――という謡曲の文句を思い出しながら私は気を押し鎮めた。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
あの煙突の真下の赤い西洋|甍は、なんとかいう有名な将軍のものであって、あのへんから毎夜、謡曲のしらべが聞えるのだ。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は謡曲をたしなみ、週末はいつも稽古に励んでいる。
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能楽堂で鑑賞した謡曲は、日本の伝統文化の奥深さを感じさせた。
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謡曲の独特な節回しは、聞く人の心に響く。
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