警手
けいしゅ
名詞
標準
guard
文例 · 用例
京都の御所を通つた事のあるものは、御苑の植込に所嫌はず西洋|種の苜蓿が一面に生へ繁つて、女子供が皇宮警手の眼に見つからないやうに、そのなかに蹲踞んで珍らしい四つ葉を捜してゐるのを見掛けるだらう。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
それで兎も角警手を呼んで牛舎の中や庭の四方を残る隈なく探がさせたが、犬の子一匹居はしない。
— 国枝史郎 『闘牛』 青空文庫
そこで宝蔵へ引っ返えして見ると、『サラセンの耳飾』ただ一つだけが、盗まれたと見えて影も無い……」「それで大体解かりました」 ラシイヌは一寸頷いたが、「で其牛舎や後庭には、今でも警手達が居りますので?
— 国枝史郎 『闘牛』 青空文庫
」「どうもあそこが怪しいので今でも警手達は詰めている」三「牛も牛飼人も居りましょうな?
— 国枝史郎 『闘牛』 青空文庫
やがて二人は後庭へ来たが、成程宮相の云った通り警手が無数に集まっている。
— 国枝史郎 『闘牛』 青空文庫
」と警手達は、それを見て一様に叫び出した。
— 国枝史郎 『闘牛』 青空文庫
宮内大臣は手に汗を握り、警手達は又も絶叫した。
— 国枝史郎 『闘牛』 青空文庫
すると、警手達の群の中から、二十八九の若者が踊るようにして走って来た。
— 国枝史郎 『闘牛』 青空文庫