台覧
たいらん
名詞
標準
inspection by the empress or the crown prince
文例 · 用例
第一日は聖上陛下の天覧、第二日は皇后陛下の台覧、第三日は外国公使その他の招待、第四日は皇太后陛下の台覧あり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
「勧進帳」その他が、明治天皇陛下、皇后宮、皇太后の宮と、天覧につづき台覧になったことは、劇界ばかりではない、諸芸の刺戟になったのだ。
— 長谷川時雨 『朱絃舎浜子』 青空文庫
ここ百年来一時中絶して、古式を失っていたのを、大正十一年今上陛下のまだ皇太子殿下にましました際、この地に行啓あり、当時同地出身のお歴々の斡旋で、古式を尋ねてこれを台覧に供し奉り、爾来また行われる事になったのだという。
— 喜田貞吉 『奥羽地方のシシ踊りと鹿供養』 青空文庫
有明村は有名な天蚕飼育地であるから、地方の産業に深く御心を留めさせられる殿下の台覧を仰いだ当事者は、さぞ忝く思った事であろう。
— 木暮理太郎 『秩父宮殿下に侍して槍ヶ岳へ』 青空文庫
何かかう……米国皇族殿下台覧とでも云ふやうな、……」「米国に皇族があるもんですか。
— 久米正雄 『手品師』 青空文庫
」「では前大統領ルーズベルト夫人台覧と云ふ事にしませうか。
— 久米正雄 『手品師』 青空文庫
やがてその奇蹟に磨きがかかると、お竹の身体から後光が射して、流し元に置いた水盥――その隅に網を張って残飯を洗い流して食べたという、塗物の粗末な水盥からは、異様な光明が輝き出たと言われ、それが伝わり伝わって、時の将軍の耳に入り、台覧の栄を得るという騒ぎになりました。
— お竹大日如来 『奇談クラブ〔戦後版〕』 青空文庫
しかもそれは、この甲府城の宝物中でも、代表的なもので、曾つては、将軍の台覧にも供え、元禄年中の城主|柳沢吉保も、垂涎措かなかったといわれる――土佐光吉の歌仙図に近衛信尹の讃のある――紙数にすればわずか十二、三枚の薄い帖だった。
— 吉川英治 『夏虫行燈』 青空文庫
作例 · 標準
伝統的な祭礼が行われる会場に、皇后陛下が台覧されることになり、街全体が歓迎のムードに包まれた。
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「貴重な文化財の数々を台覧賜るという栄誉に、保存会のメンバーは皆緊張している様子だ」
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皇太子殿下の台覧を仰ぎながら、地元の高校生たちが伝統芸能の舞を披露した。
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