巨材
きょざい
名詞
標準
big piece of timber
文例 · 用例
その木挽の与吉は、朝から晩まで、同じことをして木を挽いて居る、黙って大鋸を以て巨材の許に跪いて、そして仰いで礼拝する如く、上から挽きおろし、挽きおろす。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
トタンに向うざまに突出して腰を浮かした、鋸の音につれて、又|時雨のような微な響が、寂寞とした巨材の一方から聞えた。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
そして魚ばかりではない、柳の葉も食切ると痛むのだ、)と思い思い、又この偉大なる樟の殆ど神聖に感じらるるばかりな巨材を仰ぐ。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
むかしはそれが密林だったので何事も少かったのですが、十余年|前に悉く伐採したため禿げた大野になってしまって、一夕立しても相当に渓川が怒るのでして、既に当寺の仏殿は最初の洪水の時、流下して来た巨材の衝突によって一角が壊れたため遂に破壊してしまったのです。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
その後は上流に巨材などはありませんから、水は度※出ても大したこともなく、出るのが早い代りに退くのも早くて、直に翌日は何の事もなくなるのです。
— 幸田露伴 『観画談』 青空文庫
其の木挽の與吉は、朝から晩まで、同じことをして木を挽いて居る、默つて大鋸を以て巨材の許に跪いて、そして仰いで禮拜する如く、上から挽きおろし、挽きおろす。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
トタンに向うざまに突出して腰を浮かした、鋸の音につれて、又時雨のやうな微な響が、寂寞とした巨材の一方から聞えた。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
そして魚ばかりではない、柳の葉も食切ると痛むのだ、)と思ひ/\、又この偉大なる樟の殆ど神聖に感じらるゝばかりな巨材を仰ぐ。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
標準
very talented person