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巨財

きょざい
名詞
1
標準
huge fortune
文例 · 用例
酒井家の巨財を奪おうために、季参一味の盗賊共はわざわざ此土地へ移転して参り、雪枝の美貌を囮にして酒井家の子息をおびき寄せようと目算んでいたのだそうでございます。
国枝史郎 温室の恋 青空文庫
我の貧困を憐み給い巨財をお授け下されたのであろうぞ!
国枝史郎 高島異誌 青空文庫
偖、斯うして巨財を贈わった。
国枝史郎 高島異誌 青空文庫
医者がいつの年からこの家に住んだのかは今年十五歳になるチビ公の知らないところだ、伯父の話ではチビ公の父が巨財を投じてこの家を建てたのだが、父は政党にむちゅうになってすべての財産をなくなしてしまった、父が死んでからかれは母とともに一人の伯父の厄介になった、それはかれの二歳のときである。
佐藤紅緑 ああ玉杯に花うけて 青空文庫
そうして最後には夢のような、このような巨財を与えてくれた!
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
暗黒の中で、骸骨にかこまれ、目前に巨財を置きながら、恋の想いをいまだとげないで、二人は窒息して死ぬのであろうか?
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
……今後汝によって三つの独楽を、それからそれと手に入れられ、独楽に記されてある隠語を解かれ、淀屋の巨財の隠し場所を知られ、巨財を汝に探し出されては、長年その独楽の行方を尋ね、淀屋の巨財を手に入れようと、苦心いたしおる我らにとっては、一大事とも一大事!
国枝史郎 仇討姉妹笠 青空文庫
「銀之丞様も銀之丞様だが、俺の真の目的は、この家の巨財を奪うことだ。
国枝史郎 名人地獄 青空文庫