虫干し
むしぼし
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
airing of clothes, hanging scrolls, etc. (to prevent damage from insects and mould)
文例 · 用例
庭に面した客座敷から、狭い縁側へかけて土用の虫干しをするため、一ぱい書物が並べられてあった。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
・青田おだやかな風が尾花のゆるゝほど・秋暑く何を考へてゐる・こゝにも家が建てられつゝ秋日和・何もかも虫干してある青田風 八月廿四日秋、秋、秋寒く秋暑し、夜は秋にして昼は夏なり。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
鶴原家ではそれからその鼓をソックリ箱に蔵めて、土蔵の奥に秘めて虫干しの時にも出さないようにした。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
この室は女の衣装を着替える所になっていたので、四面にずらりと衣桁を並ベ、衣紋竹を掛けつらねて、派手なやら、地味なやらいろんな着物が、虫干しの時のように並んでいる。
— 寺田寅彦 『竜舌蘭』 青空文庫
まだちっと季節に早いが、早手回しに知恵蔵の虫干ししようかと、おいら、おいらに相談しているんだ。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
ちっとまた忙しくなったようだから、久方ぶりに右門流の虫干しでも始めようぜ」 いいつつ、珍しや今宵はすっぽりと紫覆面に姿をかくして、黒羽二重の着流しにりゅうとしながら立ち上がりましたものでしたから、ことごとくおどり上がったのはあいきょう者です。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
さ、気つけ薬になるか、虫干しになるか、よっくごらんなせえよ」 ぎょッとなったのはむろんのことに梅丸ですが、しかるに、こやつがあでやかさにも似合わず、どうも強情でした。
— 曲芸三人娘 『右門捕物帖』 青空文庫
知恵袋の虫干しをやろうよ。
— 朱彫りの花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
着物を虫食いやカビから守るため、年に一度は虫干しをする。
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押し入れにしまってあった布団を、天気の良い日に虫干しした。
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昔の人は、大切な書物も定期的に虫干しして保存していたそうだ。
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