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暗所

あんしょ
名詞
1
標準
dark place
文例 · 用例
寂寞と昼間を鮓のなれ加減 鮓は、それの醋が醗酵するまで、静かに冷却して、暗所に慣らさねばならないのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
それは鮓の素であるところの、醋の嗅覚や味覚にも関聯しているし、またその醋が、暗所において醗酵する時の、静かな化学的状態とも関聯している。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
だから、精神の狭い明所に浮ぶ人生の中断面を一人で見つめていればよいので、そんなことは人に話したとて同感を得るわけのものではなく、人に話せるようなことは精神の暗所の中に沈没してるのである。
豊島与志雄 待つ者 青空文庫
次に明所の光の諸階段を眺め暗所の反射等による諸階段を眺めて行く。
小出楢重 油絵新技法 青空文庫
ねえ熊城君、銅には、暗所で乾板に印像するという、自光性があるじゃないか。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
一睛を暗所に点ぜず、藤尾は眼を上げなかった。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
洞窟内で逢った時には、暗所ではあり枝路がありして、それを利用し巧みに逃がれたが、こういう広場ではそれは出来ない。
国枝史郎 猫の蚤とり武士 青空文庫
そうして真っ直ぐに前方を見ると、面紗の女とダンチョンとが木立の繁った暗所の方へ、側目もふらず歩いて行く。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日暗所について考えている。
暗所という言葉は日本語で重要だ。
彼は暗所の意味を理解している。
この文には暗所が含まれている。