不在証明
ふざいしょうめい
名詞
標準
alibi
文例 · 用例
私が、当前、山の上を散歩していたということは、私の不在証明にさえなるかも知れぬ。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
』 小野が殺されたのは十一時頃だから、葛飾の答弁は現場不在証明を申し立てているのである。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
しかも当夜の自分の行動を正直に申し立てるのはこの上もなく不利益であることを感じたので、私はあらかじめ現場不在証明を考えて置いた次第です。
— 渡辺温 『遺書に就て』 青空文庫
このように女中の証言によっても、双生児の現場不在証明は極めて不完全なものであったし、何よりも悪いことには、訊問が被害者の戸川そめ子の問題に触れる度に、双生児は何故か妙に眼をきょとつかせたり臆病そうに口籠ったりした。
— 大阪圭吉 『石塀幽霊』 青空文庫
勿論、電報の方はその男の現場不在証明になるし、手紙の方は大宅の方へ嫌疑がむくようになるからです。
— 平林初之輔 『山吹町の殺人』 青空文庫
然るに、犯行は十一時頃と鑑定されているからこれを言わなければどうしても現場不在証明が立たぬ。
— 平林初之輔 『犠牲者』 青空文庫
だが、何にせよ、その樫田武平の身柄を捜査してみなければ、或は現場不在証明などの懸念もあるので、色めき立った刑事連は、赤羽主任の命を待つものの様にその面を仰いだ。
— 海野十三 『電気風呂の怪死事件』 青空文庫
おまけに博多一流で客|待遇が乱暴と来ているから、金払いをキチンキチンとして飯をチャンチャンと喰ってさえおれば、半日や一晩いなくたって、気にも止めてくれないという、現場不在証明の胡魔化しには持って来いの場所だ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
作例 · 標準
犯行時刻、彼は自宅で友人と電話をしていたという不在証明がある。
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探偵は完璧に見える不在証明の矛盾を突き、真犯人を追い詰めた。
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「私の不在証明なら、そのレストランの防犯カメラに映っているはずだ」
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