夜叉
やしゃ
名詞頻度ランク #25409 · 青空 1212 例
標準
yaksha (Buddhist guardian deities sometimes depicted as demonic warriors)
文例 · 用例
去年見た新解釈「金色夜叉」の芝居で柳永二郎の富山がお宮の母と貫一の絶縁条件を値踏みしなが「二万円もやりぁいいでしょう」と云ったあの舞台面は多分ここをモデルにしたものらしいと思われた。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
護摩壇に向つて、髯髪も蓬に、針の如く逆立ち、あばら骨白く、吐く息も黒煙の中に、夜叉羅刹を呼んで、逆法を修する呪詛の僧の挙動には似べくもない、が、我ながら銀の鍋で、ものを煮る、仙人の徒弟ぐらゐには感ずる。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
これを思ふと、田沢湖の街道、姫塚の、瀧夜叉姫が羨しい。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
荼枳尼天の形相、真言等をここに記するも益無きことであるし、かつまた自分が飯綱二十法を心得ているわけでもないから、飯綱修法に関することは書かぬが、やはり他の天部夜叉部等の修法の如くに、相伝を得て、次第により如法に修するものであろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
犬は、私にそのような、外面如菩薩、内心如夜叉的の奸佞の害心があるとも知らず、どこまでもついてくる。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
私が出かけた温泉地は、むかし、尾崎紅葉の遊んだ土地で、ここの海岸が金色夜叉という傑作の背景になった。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
むかし、尾崎紅葉もここへ泊ったそうで、彼の金色夜叉の原稿が、立派な額縁のなかにいれられて、帳場の長押のうえにかかっていた。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
内にいると、そのおかみさんとめしたき女にいじめられるし、たまたま休みの日など外へ遊びに出ても、外にはまた、別種の手剛い意地悪の夜叉がいるのでございました。
— 太宰治 『男女同権』 青空文庫
作例 · 標準
怒りで形相を変えた彼女の姿は、まるで鬼神の夜叉のようだった。
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仏教の世界において、夜叉は恐ろしい姿をしながらも仏法を守る守護神とされる。
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「夜叉の心を持って悪を断つ」という激しい決意が、その目には宿っていた。
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ウィキペディア
夜叉 は、古代インド神話に登場する鬼神。薬叉(やくしゃ)とも称する。のちに仏教に取り入れられ護法善神の一尊となった。
出典: 夜叉 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0