律動
りつどう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
rhythm
文例 · 用例
それはまた必然の律動を呈す。
— 中原中也 『詩と詩人』 青空文庫
そこでペダルが終わって八分の一の休止のあとにまた同じような律動が繰り返される。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
忠義なハルメソンとその子が王の柩を船底に隠し、石ころをつめたにせの柩を上に飾って、フィヨルドの波をこぎ下る光景がありあり目に浮かんだ、そうしてこの音楽の律動が櫂の拍子を取って行くように思われた。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
水の流れや風の吹くのを見てもそれは決して簡単な一様な流動でなくて、必ずいくらかの律動的な弛張がある、これと同じように生物の発育でも決して簡単な二次や三次の代数曲線などで表わされるようなものではない。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
例えば昆虫の生涯を考えても、卵から低級な幼虫になってそれがさなぎになり成虫になるあの著しい変化は、昆虫の生涯における目立った律動のようなものではあるまいか。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
蚕や蛇が外皮を脱ぎ捨てるのに相当するほど目立った外見上の変化はないにしても、もっと内部の器官や系統に行われている変化がやはり一種の律動的|弛張をしないという証拠はよもやあるまいと思われる。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
そのような律動のある相が人間肉体の生理的危機であって不安定な平衡が些細な機縁のために破れるやいなや、加速的に壊滅の深淵に失墜するという機会に富んでいるのではあるまいか。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
それは如何なる点に存するか明白に自覚し得ないが、やはり子音母音の反復律動に一種の独自の方式があるためと思われる。
— 寺田寅彦 『宇都野さんの歌』 青空文庫
作例 · 標準
激しい運動をした後、自分の心臓が力強く律動しているのを感じた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
夏の夜、遠くの盆踊り会場から聞こえてくる太鼓の律動が心地よかった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
詩を朗読する際は、言葉の意味だけでなく、その詩が持つ独特の律動を表現することが大切だ。
幻辭AI · gemini-2.5-pro