辞去
じきょ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
leaving
文例 · 用例
それにもかかわらず老爺のヴァイオリン弾きはしきりに辞去したがる。
— 岡本かの子 『慈悲』 青空文庫
私は奥さんに、もうたくさんですから、と拝むやうに頼んでSさんの家を辞去した。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
三 外ヶ浜 Sさんの家を辞去してN君の家へ引上げ、N君と私は、さらにまたビールを飲み、その夜はT君も引きとめられてN君の家へ泊る事になつた。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
私は、心の中でMさんの仕合せを祈り、なほも引きとめられるのを汗を流して辞去し、午後一時の深浦行きの汽車にやつと間に合ふ事が出来た。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
そこで一寸てれた形になった私はそこそこに辞去したものだが、同じ昨日の人でありながら、こうも役所では変れるものかと不思議でならなかった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
あれは俺が字を書いてやる硯タイ」 奈良原翁は、それから間もなく頭山翁に見送られて玄関を辞去したが、門前の広い通りを黙って二三町行くと、不意に立止って鴉の飛んで行く夕空を仰いだ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
僕も、もう一度、考え直してみるから」 余は、来た甲斐があったと悦び、審査官の後姿を拝みながら、そこを辞去した。
— 海野十三 『特許多腕人間方式』 青空文庫
そしてシンプソン病院を辞去したのであるが、彼は寒夜の星を仰ぎながら、誰にいうともなく、次のようなことを呟いたのだった。
— 海野十三 『東京要塞』 青空文庫
作例 · 標準
会議が長引いたため、彼はやむなく途中で辞去した。
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客は長居せずに、頃合いを見て静かに辞去した。
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彼の突然の辞去の理由は、誰にも分からなかった。
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