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総崩れ

そうくずれ
名詞
1
標準
rout
文例 · 用例
俺一人位はいいだろう、と云う怯懦の中から、全プロレタリアの陣営が総崩れになるんだ。
葉山嘉樹 生爪を剥ぐ 青空文庫
もう此時分には、信房の右翼軍ばかりでなく、中央の内藤修理の軍も、左翼の山県三郎兵衛の軍も、敵陣深く攻め入りながらも、いずれも鉄砲の威力の前、総崩れになろうとして居たのである。
菊池寛 長篠合戦 青空文庫
「そら、ポンプだ、というと呵々と高笑いで、水だらけの人間が総崩れになる中を澄まして通って、井戸端へ引返して、ウイなんて酔醒の胸のすく※でね、すぐにまた汲み込むと、提げて行くんです。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
逃げたくば今のうちに早う逃げえいッ」「………」 いずれもやや暫し無言でしたが、退屈男の冷厳な訓戒と、その眉間傷の何にもまさる威嚇におじ毛立ったか、じり、じりと、どこからとなく槍の林が、うしろに逃げ足立ったかとみるまに、ばらばらと隊形が総崩れとなりました。
後の旗本退屈男 旗本退屈男 第三話 青空文庫
鎧、兜、陣羽織、着付の揃いは元よりのこと、馬もお揃い、馬具もお揃い、葵の御定紋もまた同じくお揃い、敗軍お旗本総崩れの場合があったら、いずれがいずれと定めがたい同じいで立ちのその百騎の中へ将軍家がまぎれ入って、取敢えず安全なところへ落ち伸びるための、お身代り役なのです。
千代田城へ乗り込んだ退屈男 旗本退屈男 第十一話 青空文庫
鳥羽伏見で、敵方に錦旗が翻めくと同時に、味方の足が浮いていつとなく総崩れとなり、淀の堤を退去したとき、彼はいつの間にか味方の諸隊と離れていた。
菊池寛 乱世 青空文庫
ますますはげしく射かけましたから、さすがに乱暴な荒えびすも総崩れになって、かなしい声をあげながら逃げ出しました。
楠山正雄 田村将軍 青空文庫
生きている部分といえば、夜闇の中であらゆる物の見える不気味な視力と、囂々たる車輪の響きにも拘らずあらゆる物音の聞える耳と、もう一つ、総崩れの味方を盛りかえすべく必死に号令する大将のように怒鳴りつづけている、狂おしい意思があるばかりでした。
モーリス・ルヴェル Maurice Level 十時五十分の急行 青空文庫
作例 · 標準
敵軍は、予期せぬ反撃に遭い、総崩れとなって逃げ惑った。
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試合は終盤、一方的な展開となり、我がチームは総崩れで敗北した。
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混乱の中、兵士たちは秩序を失い、総崩れで戦場から撤退した。
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