案内者
あんないしゃ
名詞
標準
guide
文例 · 用例
次の日はポツオリに行って腹立たしくうるさい案内者に悩まされながらセラピスの寺の柱に残る地盤昇降の跡を見、ソルファタラ旧火口の噴煙を調べ、汚い家でスパゲッティの昼食を食って、帰りの電車で、贋銀貨をつかまされた外にはあまり人間味のある記憶が保存されていない。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
ただもう、道案内者の言ふ事に從つてゐなければいけない。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
名もない一遊子ではあるけれど、私も幼い時から、富士の影を浴びて、武蔵相模で育った一児童として、永い間の外国生活から、故国へ放還された一旅人として、親友と、子供と、忠実なる案内者とに囲まれて、今富士の膝下へ来て亡き母の顔に見えまつるが如く、しみじみと見ているのだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
これは逆廻りといって、道者は忌むのだそうで、案内者をもって自任する荷担ぎの男は、私から右の水引と朱印を取りあげて、遂に返してもらえなかった。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
大宮方面の案内者は、深沢弥作といって、親切な男であったことを附記する。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
山麓帯の裾野で、日に焼けて、疲労をひどくしたくないので、定めの行程は短いにもかかわらず、翌十日は朝|出立した、馬を五頭、一頭は荷物を積んで、案内者の、チャアルス・グーチという男が、裸馬に乗り、アルペン杖を横たえながら、片手で荷馬車を曳いて先登に立って行く。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
「御馳走さまで」と、案内者は水の礼を述べて、いよいよ裾野の中へ入る。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
知ってる顔と見えて、案内者は薄明りに、二言三言挨拶をして行き過ぎる。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日案内者について考えている。
案内者という言葉は日本語で重要だ。
彼は案内者の意味を理解している。
この文には案内者が含まれている。