持ちかける
もちかける
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to offer (a suggestion, etc.)
文例 · 用例
後に買った大久保の家に、書斎を新しく建て増しする時、一切の設計や事務を妻に一任して、自分は全く無頓着で居たが、それでも妻が時々相談を持ちかけると、『もう、あの家よろしいの時、あなた言いましょう。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
しかし今の場合、園の所に行って話を持ちかけるほかに道がないのだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
露骨に俺の嫁になれと持ちかけるものもあったが、笑っていた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
それというのも、新しい弟子が来ると、誰彼の見境いもなしに灸をすえてやろうと、執拗く持ちかけるからで、病気ならともかく、若い娘の身で、むやみに灸の跡をつけられてはたまったものではないと、たいていの娘は「高い山から」をすまさぬうちに、逃げてしまうのだった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
また階上の翁の部屋では天下のインチキ名士連が翁を取巻いて借銭の後始末、寄附、運動費、記念碑建立、社会事業、満蒙問題なぞ、あらゆる鹿爪らしい問題を提げて、厚顔無恥に翁へ持ちかける。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
」「私たちは航海中に、カルタで賭けて、彼が勝ったのです」「ふうむ、そんなことか、――そこで君はあの娘さんを雇い入れて、ウードレーはそれに、持ちかけると云うことだったんだね。
— コナン・ドイル 『自転車嬢の危難』 青空文庫
『オヤジ一人で出版社を作る』という仮のタイトルをでっち上げ、この本の企画書を書いて相談を持ちかけると、アスキーの渡辺俊雄さんからは一つ注文がつきました。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
こういう仕事には適当の道連れと見たので、勝蔵はひそかにその相談を持ちかけると、それは面白かろうと寅吉もすぐに同意した。
— 異人の首 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は隣の部署の同僚に、新しい共同プロジェクトの立ち上げを持ちかけた。
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「実は折り入って相談があるんだ」と、彼は改まった様子で転職の話を持ちかけた。
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彼女は週末のキャンプに一緒に行かないかと、仲の良い友人に持ちかけてみた。
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