丹毒
たんどく
名詞名詞-の形容詞
標準
erysipelas
文例 · 用例
その傷が丹毒になり、二月入院しました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
喧嘩しながら居眠るほど、酔っていた男を正気の相手が刃物で、而も多人数で切ったのですから、ぼくの運がわるく、而も丹毒で苦しみ、病院費の為、……おやじの残したいまは只一軒のうちを高利貸に抵当にして母は、兄と争い乍ら金を送ってくれました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
ファアウマのは丹毒の懼があるから素人療法では駄目らしい。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
その娘が、落ちた拍子に林檎を剥くナイフの先で頬を傷つけ、それから丹毒症に罹って五日目に死に、妹の死んだ晩に姉さんが縊死したときいたら、あまり笑えないだろう」「え?
— 小酒井不木 『段梯子の恐怖』 青空文庫
それは所々|塗抹された粗雑な文字で、 「幸子は種痘から丹毒になりましたが、漸く片腕一本で生命が助かりました。
— 横光利一 『御身』 青空文庫
丹毒にとりつかれた、と書いてあった。
— ――幼年時代・少年時代・青年時代―― 『マクシム・ゴーリキイの伝記』 青空文庫
Hは鼻毛を抜いた痕から丹毒に浸入された。
— 横光利一 『盲腸』 青空文庫
僕の左隣りのその隣りのベッドの女の子、朝から元気がなく、病み重つた体を布団の上に坐らせて放心したやうであつたと思つたら、何時の間にか丹毒にやられてゐるのであつた。
— 北條民雄 『続重病室日誌』 青空文庫
作例 · 標準
右足の皮膚が真っ赤に腫れ上がり、高熱も出たので受診したら丹毒と診断された。
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丹毒は連鎖球菌による皮膚の感染症で、顔面や下肢に現れやすいのが特徴だ。
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抗生物質の点滴治療を開始すると、丹毒による激しい痛みと赤みは徐々に引いていった。
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